100 HANDS (ハンドレッドハンズ)のゴールドライン 手縫いのシャツです。
- ブランド: 100 HANDS
- 色: ホワイト
- デザイン: 手縫い長袖シャツ
- スタイル: ドレスシャツ・ビジネスシャツ
- サイズ: 40ー15.5
100 HANDS (ハンドレッドハンズ)は、オランダ、アムステルダム発祥の高級ハンドメイドシャツブランドです。すべてのシャツがインドのアトリエで、熟練した職人によって手作業で丁寧に仕立てられています。ブランド名の「100HANDS」は、1枚のシャツが多くの職人の手(100の手)を経て作られることを象徴していると言われています。特にゴールドライン(Gold Line)は、ブランドが展開するシャツの中で最高峰に位置するグレードであり、究極の手仕事を追求したシリーズです。その最大の特徴は、惜しみなく投入されたフルハンド(総手縫い)の技術にあります。
袖付け、襟付け、脇の伏せ縫いなど、要所の縫製はもちろん、ボタンホールや剣ボロ(カフスの開き部分)の刺繍まで、あらゆる主要箇所が手縫いで仕上げられています。手縫いのピッチ(縫い目)が非常に細かく丁寧です。一部の情報では、手縫いの箇所が32箇所に及ぶとされ、これはナポリの最高峰のシャツブランドと比較しても多い水準です。ボタンホールは特に繊細で、通常の約2倍の密度で手かがりされています。一つ仕上げるのに35分程度かかるという情報もあり、イタリアのボタンホールとは一線を画す精緻さを持っています。型紙を用いて生地の裁断まで手作業(手裁ち)で行われます。これにより、生地の特性を最大限に生かし、着用時の柔らかいドレープ感やフィット感につながります。これは、型紙以外はビスポーク(完全オーダー)とほぼ同じ工程と言えます。
手縫いによる仕立ては、ミシン縫いにはない柔らかな「温かみ」と「ふくらみ」を生み出します。肩や背中(ヨークと袖の付け根)に細かく手でギャザー(いせ込み)が寄せられており、これにより動きやすさとエレガントでノーブルな雰囲気が演出されます。
ゴールドラインのシャツは、「神は細部に宿る」という言葉を体現した、技術の粋が集められた非常に贅沢な一枚であり、価格帯が最も高くなる理由です。